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Q18:LED蛍光灯は本当に環境に優しいの?

in LED蛍光灯を使うメリット

LED蛍光灯は、「環境にやさしいエコな省エネ照明」と言われていますが、具体的にどの辺が環境に優しいのでしょうか?
question-man

Answer!!
LED蛍光灯は既存の照明と比べて優れた環境性能を有しています

LED蛍光灯は従来の蛍光灯等と比較して次のような環境面のメリットがあります。

  • 二酸化炭素の削減に寄与
  • 有害物質を含まない

 
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二酸化炭素の削減に寄与

一般の蛍光灯とLED照明でCO2排出量を比較してみると、40,000時間(24時間・365日点灯で約4年半)あたり757kgのCO2削減効果があります。これは、50年生育のスギの木約54本分の吸収量に相当します.
現在、温暖化対策として二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの削減が求められていますが、LED蛍光灯は大幅な削減に寄与できるのです。
 
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有害物質を含まない

従来の蛍光灯には有害物質である水銀が含まれているため、無防備に破砕されて埋め立てられた場合、埋め立てられた蛍光灯から水銀が放出され、環境汚染を招いてしまう危険性があります。
 
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実際、水銀が放出されると、まず土壌が汚染されます。そして、雨が降ることによりその土壌から浸み出た雨水が地下水や河川に流れ出て水質汚染を引き起こします。
その為、蛍光灯の廃棄処分は専門の処理業者に任せるしかなく、非常に大変でコストも高くつきます。
これに対しLED蛍光灯は、蛍光灯のように水銀を原材料として使われていないため、環境破壊破壊を引き起こす心配はなく、廃棄処分も容易なのです。

Q17:LED蛍光灯は寒さは大丈夫?

in LED蛍光灯を使うメリット

LED蛍光灯は熱に弱いというのはよく聞きますが、逆に寒い場合はどうなのでしょうか?
question-man

Answer!!:熱いは苦手だが寒いは強いLED

LEDは熱には強くありませんが、逆に寒さには滅法強いという特性があります。
例えば、蛍光灯の場合氷点下で点灯しなくなることがありますが、LED蛍光灯の場合、氷点下20度でも発光効率が低下せず、寒冷地でも安心して使用することがことができます。

寒さと蛍光灯

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そもそも蛍光灯は寒さに弱い蛍光灯です。
例えば、氷点下にならなくても、冬に日常敵にある寒い部屋や朝のオフィスなどでは、蛍光灯をつけてもチラチラと点滅するという現象にあうことがあります。
これは何故かというと、蛍光灯は、20℃~25℃の周囲温度で使用したとき最高の特性を発揮するようにつくられています。
そのため、夏場は点灯直後でも支障のない明るさになりますが、冬場は安定した明るさになるまで約5~6分かかるようなこともあります。

何故、LED蛍光灯は寒さに強いのか

実はこの理由はよくわかりません。
恐らくLED特有の性質なのでしょうが、その説明は調べた限り見つけることができませんでした。
しかし、原因はわからなくても使えるものはつかってしまうというのが人間というもの。
LED蛍光灯が寒さにめっぽう強いということは紛れでもない事実である以上、寒冷地の照明として積極的に使っていきましょう。
 
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Q15:瞬時に点灯するというのは本当ですか?

in LED蛍光灯を使うメリット

知り合いが蛍光灯からLED蛍光灯に変えたのですが、点灯の時間について「は、早い・・まるで彗星のようだ!!」と某アニメのセリフを使って説明してくれました。
LED蛍光灯と地従来の蛍光灯では、そんなに点灯時間が違うものなのですか?
question-man

Answer!!:LED蛍光灯は応対速度が早いのが特徴です

元ネタの様に従来の三倍の速さがあるというわけではありませんが、LED蛍光灯は従来の蛍光灯と比べて、応対速度が早く瞬時に点灯します。
 

 

蛍光灯とLED蛍光灯の点灯はここが違う!!

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人間の目からすれば蛍光灯も即座に点灯するように思えるかもしれません。
しかし、実は蛍光灯は点灯させてから一瞬で最大の明るさになるわけではなく、じわじわと明るさが増していき最大の明るさになります。
つまり、点灯させてから最大の明るさになるまで若干の時間のずれが生じているのです。
これに対し、LED蛍光灯は点灯直後から一気に最大の明るさになり、時間のずれが生じていません。
時間に直せばわずか数秒の違いでしかありませんが、意外に違って感じられているようでうですね。

Q10:省エネルギーって本当?

in LED蛍光灯を使うメリット

LED蛍光灯が省エネであるという話をよくきますが、これは本当なのですか?
具体的にどの程度、省エネになるのですか?
question-man

Answer!!:LED蛍光灯では快適性を損なわない節電が可能

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LED蛍光灯は、少ない電力で従来の蛍光灯と同等の明るさを維持できます。
どの程度省エネ効果があるかは、LED蛍光灯によって違いはあるものの、従来の照明に比べて約1/2~1/10程度の消費 電力のため、オフィスや商業施設などの照明が多い場所ほど大きな節電効果が期待できます。
普通、節電といえば、極力、使用する蛍光灯を減らす間引き点灯がこれまでの方法でした。
しかし、省電力のLED蛍光灯なら、間引き点灯による節電ではなく、しっかり使いながらも間引き点灯をしたのと同等の効果が得られる、快適性を損なわない節電が可能です。

Q8:LED蛍光灯に危険があると聞いたのですが

in LED蛍光灯の基礎

以前、LWD蛍光灯には安全性に問題があるという話を耳に葉酸だのですが、本当でしょうか?
もし本当ならば一体、どのような危険性があるのでしょうか?
question-man

Answer!!:安定器にご注意を!!

結論から言えば、LED蛍光灯そのものに危険はありません。
その点は安心してください。
しかし、LED蛍光灯には危険はなくても、安定器との関係で危険が生じることがありますので、その点に注意することが必要があります。
 
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一般蛍光灯安定器にそのままLED蛍光灯を入れる危険性

近年一般蛍光灯の安定器にそのまま設置できるLED蛍光灯が販売さてています。
しかし、本来、一般蛍光灯は蛍光管を発光させる為に設計されておりLED蛍光灯を発光させる為の設計ではありませんので、LED蛍光灯側に対応する機能を余分にもたせる必要があります。
もしそれをしないとどうなるか…
実はよく分かっていません。
いえ、怒らないでください。
蛍光灯の安定器は数え切れないほどの機種がでており、どの安定機器でどのようなトラブルが発生するのか確実なデータというものが存在しないのです。
しかし、LED蛍光灯側に対応する機能を持たせずにLED蛍光灯を直接入れた場合、高確率で何らかのトラブルが発生することは確実であるようです。
実際、これまでに報告されている事例としては、点滅現象や電灯がつかないという小さなものから、発火という大事故まで様々です。
このようなトラブルを回避するためにも、LED蛍光灯を使用する場合は、電源部(安定器)の交換を必ずするようにしてください。
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Q7:LED蛍光灯に欠点はないのですか?

in LED蛍光灯の基礎

物事には良い面と悪い面が必ずあるというのが私の信条です。
そこでお聞きしたいのですが、巷ではLED蛍光灯の良い点ばかりがクローズアップされていますが欠点はないのでしょうか?
上手い話はかえって信用できないのですが・・・
question-man

Answer!!
熱に弱いのをはじめ、LED蛍光灯には欠点もあります

LED蛍光灯は寿命が長い、電気料金が安いなど従来の照明機器と比べて多くの長所を持っていますが、同時に欠点も確かにあります。
その一番の欠点は熱に弱いということです。

LEDは熱いのが苦手?

元々が半導体素子であるLED蛍光灯は熱に弱い性質があります。
特に周辺温度が40℃を超えると寿命が著しく短くなるようです。
実際、LED蛍光灯は寿命が極めて長く、製品によりますが平均して20,000~60,000時間とされています。
しかし、放熱が悪く、LEDに熱が蓄積されてしまう状態では、正規の寿命を確保できなくなり、半分以下の時間でランプが不点灯になってしまったり、光束の減少を引き起こすことになります。
また、この性質から、高い照度での連続長時間点灯にも向かないようです。
 
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LED蛍光灯はまだ発展途上

またこれ以外にも方向によって明るさが異なる、白熱電球や蛍光灯と比べて重量が重いなど、多くの欠点があるようです。
しかしこれらの欠点は徐々にではありますが、メーカーの努力によって改善される方向にあるようです。
なんといっても、LEDはまだまだ発展途上の照明なのです。

Q6:LED蛍光灯が高いのはどうしてですか?

in LED蛍光灯の基礎

何故、LED蛍光灯は従来の白熱電球や蛍光灯と比べて価格が高いのでしょうか?
あと、これからLED蛍光灯が普及すると聞いたのですが、今のペースで普及が進んだっ場合、将来的にはもっと安くなるのでしょうか?
question-man

Answer!!:原料と製造過程の問題です。ただし今後は安くなる余地があります

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LED蛍光灯が高価な理由は、簡単に言えば材料であるガリウムが高く、製造方法が特殊でお金がかかるからです。
そもそもLEDはガリウムなどの半導体と言われる元素の結晶を時間をかけてつくります。その為、大量に作るには、コストがかかります。
また、照明器具としても単純に部品点数と工数(手間)が多いことが原因で単価コストが高くなています。
 
 
しかし近年では、メーカーが生産に力を入れているので以前と比べてだいぶ安くなっており、また、現在の調子でさらに普及が進めば「需要と供給」という市場の原理が働き、さらに安くなる可能性は十分にあります。
もっとも、それでも白熱電球や蛍光灯並の価格まで下がることはないとの指摘はあります。
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Q5:LED蛍光灯はどんな色で光るのですか?

in LED蛍光灯の基礎

LED蛍光灯にはいろいろな色のパターンがあると聞いたのですが本当ですか?
また、本当ならばどのような色で光るのでしょうか?
question-man

Answer!!:LED蛍光灯の色パターンは4種類あります

LED蛍光灯の色パターンには、昼光色、昼白色、温白色、電球色の4つがあります。
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昼光色蛍光灯の特徴

昼光色の蛍光灯は最も色が白っぽい色で、クールな雰囲気や爽やかな雰囲気を出す 事ができる色味となっています。
昼光色の青白い光は、心理面からも集中力を出す 事ができる色とされておりよく子供部屋などに使われているようです
この昼光色の蛍光灯については、大半のメーカーでは「D」という 型番で表現されています。

昼白色蛍光灯の特徴

昼白色は少し黄色がかった色で、最も太陽の光に近いものになります。
簡単に言えばカーテンを開けて日の光を入れたときと同じような状態になります。
自然の色に近いので、「ナチュラル色」という呼び方もされており、型番のN は「N=natural」か ら取られれています。

温白色蛍光灯の特徴

温白色は名前の通り温かみのある白色を目的に作られた蛍光灯 の色味です。
電球色では赤すぎるが、昼白色や白色では 明るすぎるといった場面で好まれます。

電球色蛍光灯の特徴

一般の白熱電球 に近い色となっており、主にリビングルームなどの落ち着くこ とを目的とした部屋などで電球色蛍光灯を利用すると効果的です。

Q2:LED蛍光灯とLED電球は違うのですか?

in LED蛍光灯の基礎

「LED電球」というのはよく聞きますが、「LED蛍光灯」というのはあまり聞いたことがありません。
LED電球とはなにか違うのですか?
question-man

Answer!!:用途と形が違います

LED電球とLED蛍光灯の違いを一言でいえば用途と形が違います。
いえいえ、別にふざけているわけではありません。
この両者の違いは実際、その程度でしかないのです。
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LED蛍光灯もLED電球も同じLED照明

実はLED蛍光灯もLED電球も同じLED照明の1つです。
LED照明とは発光ダイオードを利用した照明器具のことです。
これまで使用されていた照明器具は白熱電球と蛍光灯ですが、白熱電球のソケットに装着可能なLED照明を「LED電球」、細長い円柱状やわっか状の形状をしており、蛍光灯との交換で用いられるLED照明を「LED蛍光灯」と呼んでいるだけなのです。
なお、LED照明は白熱電球や蛍光灯の変わりだけでなく、現在、様々な用途で使用されています。
例えば、誘導灯や携帯機器に使う液晶パネル用バックライトなどにもLED照明は使用されています。
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なぜLED電球のほうが有名なのか

たしかに「LED電球」はよく耳にしますが、「LED蛍光灯」はあまり耳にしません。
それは何故でしょうか?
結論から言えば、LEDの宣伝には「LED電球と白熱電球の対比」がよく用いられているからにすぎません。
その理由は、LED照明は白熱電球との差は圧倒的であるのに対し、蛍光灯との差はそれほどでもないのです(LED蛍光灯が蛍光灯よりも優れているのは確かなのですが、LED電球と白熱電球ほどのものではない)。
こうした繰り返される宣伝の結果、「LED照明といえばLED電球」というイメージがついてしまっているのです。

Q1:LEDって何でしょうか?

in LED蛍光灯の基礎

最近(2014年11月現在)、LED関係で日本人がノーベル物理学賞を受賞したというニュースが流れましたが、そもそも「LED」とは何ですか?
question-man

Answer!!:LEDは次世代の照明です

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LEDは「Light Emitting Diode」の頭文字をとったもので、「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことです。
これまで主流であった白熱ランプや蛍光灯と異なり、半導体結晶のなかで電気エネルギーが直接光に変化するしくみを応用した照明となります。
近年はその改良もめざましく、蛍光灯の発光効率をもつ白色LEDが登場し、次世代の照明用光源として注目されています。